
※1人でも複数人でも楽しめるのがKTVの魅力。
バンコクの夜遊びといえば、外せないのが「カラオケ(KTV)」だ。日本人向けに進化した独自のナイトスポットで、女の子と酒を酌み交わし、気が合えば連れ出しも可能。
しかし、料金システムが複雑だったり、店選びで失敗すると満足度が大きく下がったりと、事前の情報収集が欠かせないのが現実だ。
この記事ではタイKTVの基本的な遊び方から料金相場、エリア別のおすすめ店舗まで詳しく解説する。記事後半では実際の利用時の注意点も紹介しているため、初めてKTVを利用する読者はぜひ参考にしてほしい。
タイの他の遊びについて知りたい人は、タイ風俗のまとめ記事を参考にしてほしい。
目次
タイのカラオケ(KTV)の遊び方と料金

タイKTVは単なるカラオケ店ではなく、本番込みの連れ出しが可能な独特なナイトスポットである。ここではタイKTVでの遊び方と料金体系を紹介していこう。
KTVの遊び方
タイの「カラオケ(KTV)」は、単なるカラオケ店ではない。実態はキャバクラと風俗の中間のような業態で、女の子と酒を飲み、会話やカラオケを楽しみ、気が合えば連れ出しも可能である。
店舗内には照明を落とした個室が用意されており、客はズラリと並んだ女の子から好みの子を指名して席に呼ぶ。
多くの店で日本語対応が可能なため、言葉の心配をせずに楽しめる環境が整っている。
タイのKTVは大きく分けて「連れ出し歓迎(OFFあり)」と「連れ出し不可(OFFなし)」の2種類に分類される。
連れ出し可能な店でも、女の子によっては連れ出しを受け付けない場合があるため、指名時に確認することが重要だ。

※この店舗はナイトクラブのような雰囲気が魅力。
KTVは「遊び方を自分で選べる」ことが最大の魅力だ。酒を飲んで軽く会話して帰るもよし、気に入った子と夜を共にするもよし。その自由さが、リピーターを惹きつけてやまない。
料金システム
| セット料金 | 600~1,000バーツ (約2,800〜4,600円) |
|---|---|
| レディスドリンク | 約200バーツ (約900円)前後 |
| バーファイン | 1,000バーツ(約4,600円前後) |
| チップ | ショート:3,000~3,500バーツ(約13,800〜16,000円) ロング:4,000~5,000バーツ(約18,000〜23,000円) |
KTVの料金は、一見シンプルに見えて実は奥が深い。まず基本となるのが、1時間あたりのセット料金。これは飲み放題の店で600~1,000バーツ(約2,800〜4,600円)が相場だ。
これに加えて発生するのが、女の子のドリンク代。1杯あたり200バーツ(約900円)前後で、これはチップと同義と捉えてもいい。このドリンクをどれだけ奢るかで、女の子のテンションも大きく変わる。
さらに、連れ出しを希望する場合はバーファイン(1,000バーツ/約4,600円前後)+チップ(ショート3,000~3,500バーツ/約13,800〜16,000円、ロング4,000~5,000バーツ/約18,000〜23,000円)が発生する。
結果として、飲んで持ち帰れば総額2万円前後が目安になる。
Kenny
ローカル寄りの小さな店では、これより安く遊べることもある。逆に高級KTVになると、ボトル代やVIPチャージで価格が跳ね上がるため、事前確認は必須だ。
タイのカラオケ(KTV)がある場所

スクンビット通り
バンコク屈指の歓楽街「スクンビット通り」は、日本人にとって最も馴染みの深いKTVエリアだ。特にプロンポン駅〜トンロー駅周辺には、日本語対応のカラオケ店が密集している。
このエリアの特徴は、「遊び方の自由度が高い」という点に尽きる。連れ出しOKの店もあれば、純粋にお酒と会話を楽しむだけのキャバクラ風店舗も存在する。どちらかといえば落ち着いた雰囲気の店が多く、年齢層も20代〜30代と幅広い。
また、在住日本人や駐在員の利用も多いため、スタッフの接客水準が高く、安心して遊べる印象がある。
Kenny
初めてタイKTVを体験するなら、まずはスクンビットから攻めるのがセオリーだ。

※店舗内にプレイルームが併設されているパターンもある。
タニヤ通り
一方の「タニヤ通り」は、シーロム地区に位置する“日本人のための遊び場”ともいえるエリア。約200メートルの短い通りに、KTVがこれでもかというほど軒を連ねている。
ここは完全にナイトライフ特化型。多くの店が持ち帰り前提で営業しており、女の子のノリも非常に積極的だ。20代前半の若いキャストが多く、ガンガン飲んでワイワイ騒ぎたい人に向いている。
店舗の外観は少々レトロなところも多いが、内装はしっかり改装されているケースもある。通りのほぼ全域で日本語が通じるのも安心材料のひとつ。連れ出し前提で「遊ぶぞ!」という気分の日には、タニヤ通りがベストチョイスだ。
【スクンビット】おすすめカラオケ(KTV)6選

| 店舗名 | 料金 | 営業時間 | エリア | ペイバーの有無 |
|---|---|---|---|---|
| AURORA YOUNG PLACE(閉業) | 約4,900バーツ(約2万円)〜 | 19:00~Last | スクンビット23 | あり |
| Paco 19 Club | 約4,500バーツ(約20,700円)〜 | 18:00~翌1:00 | スクンビット33 | あり |
| 祇園(ぎおん) | 約5,000バーツ(約23,000円)〜 | 19:00~翌1:00 | スクンビット31 | あり |
| カラオケクラブ「さや」 | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 | 19:00~翌1:00 | スクンビット通り沿い | あり |
| HISHO(秘しょ) | 約4,650バーツ(約21,400円)〜 | 19:00~翌1:00 | スクンビット26 | あり |
| CLUB LINE +α | 約2,300バーツ(約10,600円)〜 | 19:30~翌1:00 | ソイプロムシー | なし |
AURORA YOUNG PLACE(閉業)
キャストは20代中心でルックス・愛嬌ともにハイレベル。筆者が訪れた際も、写真通りの美女たちが日本語でフレンドリーに迎えてくれた。ショート連れ出しは約3,000バーツ、ロングで5,000バーツ。
飲み放題付きで持ち帰りもでき、コスパ・満足度ともに高い。スクンビットで迷ったらまずはここを推す。
| 店舗名 | AURORA YOUNG PLACE |
|---|---|
| 料金 | 約4,900バーツ(約2万円)〜 |
| 営業時間 | 19:00~Last |
| 住所 | 116/15-16 Soi Sukhumvit 23, Klongtoey Nue, Bangkok 10110 |
| 公式サイト | なし |
| ペイバーの有無 | あり |
Paco 19 Club
こちらはスクンビット33にある隠れた名店である。以前は「Paco 19 Club」という店名で営業していたが、現在は「Beni Club」に店名を変更している。1階がカラオケ、上階がVIPマッサージルームという2階建て構成が特徴だ。
連れ出し前提の遊びが可能で、カラオケ1時間+本番込み連れ出しが約4,500バーツ(約20,700円)から利用できる。上階でのプレイも濃厚で、相性が合えば2回戦も視野に入る。
キャストは20代の素人感ある子が多く、業務的でない自然な接客が魅力である。スレた対応に疲れた人には特に刺さる一軒だ。
| 店舗名 | Beni Club(Paco 19 Club) |
|---|---|
| 料金 | 約4,500バーツ(約20,700円)〜 |
| 営業時間 | 19:00~翌2:00 |
| 住所 | 5/23 Sukhumvit Rd, Phra Khanong Nuea, Watthana, Bangkok 10110 タイ |
| ペイバーの有無 | あり |
祇園(ぎおん)
「祇園」は、スクンビット31にある昔ながらのKTV。店名の通り、和テイストの内装と格式ある雰囲気が特徴だ。
在籍キャスト数が多く、年齢層も幅広いため、好みに合う子を選びやすい。接客レベルも高く、日本人リピーターが多いことからもその満足度は伺える。
料金はやや高めで5,600バーツ(約23,000円)前後だが、その分、質に裏切られることはない。
落ち着いた夜を過ごしたい大人にはうってつけの店だ。
| 店舗名 | 祇園(ぎおん) |
|---|---|
| 料金 | 約5,000バーツ(約23,000円)〜 |
| 営業時間 | 19:00~翌1:00 |
| 住所 | 30 Soi Sukhumvit 31Khwaeng Khlong Tan Nuea, Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110 タイ |
| ペイバーの有無 | あり |
カラオケクラブ「さや」
「さや」はスクンビット通り沿いにある老舗KTVのひとつだ。コロナ禍を乗り越え、2021年に営業再開した。現在も根強いファンを抱える実力派だ。
店内のひな壇にはカラフルなドレスをまとったキャストがズラリと並ぶ。イベントも定期開催され、常連客を飽きさせない工夫が凝らされている。
料金は4,700バーツ(約21,600円)前後。連れ出しOK、日本語も対応可能なため、観光客でも安心して遊べる優良店舗だ。
| 店舗名 | カラオケクラブ「さや」 |
|---|---|
| 料金 | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 |
| 営業時間 | 19:00~翌1:00 |
| 住所 | 97 Ban Kluai Nuea Alley, Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110 |
| ペイバーの有無 | あり |
HISHO(秘しょ)
スクンビット26にある「HISHO(秘しょ)」は、コスパ重視派に人気のKTVだ。プロンポン駅から徒歩圏内でアクセス良好。日本語の看板が目印だ。
持ち帰りありで、1セット4,650バーツ(約21,400円)前後と他店よりもややリーズナブル。
キャストのレベルも一定水準を保っており、安かろう悪かろうにはならない。
初心者や短期滞在者にも向いており、タイKTVの入口としてもおすすめできる一店だ。
| 店舗名 | HISHO(秘しょ) |
|---|---|
| 料金 | 約4,650バーツ(約21,400円)〜 |
| 営業時間 | 19:00~翌1:00 |
| 住所 | Soi Sukhumvit 26, Bangkok 10110 |
| ペイバーの有無 | あり |
CLUB LINE +α
「CLUB LINE +α」は、アットホームな雰囲気とキャストのノリの良さがウリのKTV。
座敷スタイルの部屋では靴を脱いでくつろぎながら女の子と過ごせる。
料金は2,300バーツ(約10,600円)前後と格安。持ち帰りは不可だが、店内での密着度は高く、軽いスキンシップも許容範囲が広い。
若くフレッシュな子が多く、ガチガチの接客よりもフレンド感覚で楽しみたい人におすすめ。予算を抑えつつ楽しみたいなら、候補に入れて損はない。
| 店舗名 | CLUB LINE +α |
|---|---|
| 料金 | 約2,300バーツ(約10,600円)〜 |
| 営業時間 | 19:30~翌1:00 |
| 住所 | 36/6-8,36/17 Soi Promsri, Khlongton-Nua, Watthana, Bangkok 10110 |
| ペイバーの有無 | あり |
【タニヤ】おすすめカラオケ(KTV)4選

| 店舗名 | 料金 | 営業時間 | エリア | ペイバーの有無 |
|---|---|---|---|---|
| TRENDY ONE(トレンディーワン) | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 | 18:00~翌0:30 | シーロム通り | あり |
| SayuriClub(さゆりクラブ) | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 | 18:30~翌1:00 | タニヤ通り | あり |
| SenaClub(千愛クラブ) | 約5,300バーツ(約24,300円)〜 | 18:30~翌0:30 | タニヤ通り | あり |
| Paradise Club(パラダイスクラブ) | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 | 17:00~翌0:30 | タニヤ通り | あり |
TRENDY ONE(トレンディーワン)
「TRENDY ONE」は、女の子の数とノリの良さを重視するなら外せないKTVだ。80名近いキャストが在籍しており、タニヤの中でも随一のスケール感を誇る。
店内は日本のキャバクラを思わせる内装で、初訪問でも構える必要はない。多くの女の子が積極的に話しかけてくれ、場を盛り上げてくれるのも好印象。女の子たちがコスプレ衣装を着用しており、普段とは違った雰囲気を楽しめるのも特徴である。
料金はおおよそ約4,700バーツ(約21,600円)〜。持ち帰りも可能で、若くフレッシュな子とワイワイ楽しみたい人にうってつけだ。
| 店舗名 | TRENDY ONE(トレンディーワン) |
|---|---|
| 料金 | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 |
| 営業時間 | 18:00~翌0:30 |
| 住所 | Silom 62/1-7 Floor6 Thaniya Rd, Bangkok 10500 |
| ペイバーの有無 | あり |
SayuriClub(さゆりクラブ)
「SayuriClub」は、外観こそ少々古びているが、内装は華やかで清潔感のある店舗だ。VIPルームも複数完備されており、落ち着いて遊びたい人にも適している。
在籍キャストは20代中心で、女の子のホスピタリティが高く、一緒に楽しんでくれるスタンスが心地よい。
飲みだけの利用も可能だが、連れ出しにも対応しており、柔軟な遊び方ができる点も魅力だ。
| 店舗名 | SayuriClub(さゆりクラブ) |
|---|---|
| 料金 | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 |
| 営業時間 | 18:30~翌1:00 |
| 住所 | 58, 10-13 Soi Taniya, Suriya Wong, Bang Rak, Bangkok 10500 |
| ペイバーの有無 | あり |
SenaClub(千愛クラブ)
2022年にオープンした新店「SenaClub」は、外観からすでにスタイリッシュ。店内もモダンなデザインで、若い世代向けのKTVといった印象だ。
キャストは20代の可愛い系が多く、カジュアルな接客が特徴。言葉はカタコトレベルの日本語だが、ノリと愛嬌でしっかりカバーしてくれる。
カラオケだけでなく、ビリヤードやダーツも楽しめる遊び場型の設計で、複数人での利用にも向いている。料金は約5,300バーツ(約24,300円)〜。VIPルームの活用で贅沢な時間が味わえる。
| 店舗名 | SenaClub(千愛クラブ) |
|---|---|
| 料金 | 約5,300バーツ(約24,300円)〜 |
| 営業時間 | 18:30~翌0:30 |
| 住所 | 23, 15-16 Thaniya Rd, Suriya Wong, Bang Rak, Bangkok 10500 |
| ペイバーの有無 | あり |
Paradise Club(パラダイスクラブ)
「Paradise Club」は、若くてスレていない女の子と遊びたい人にぴったりの一軒だ。在籍キャストはほぼ20代で、夜の仕事に染まりきっていないフレッシュ感が魅力。
接客は控えめながらも丁寧で、押しの強い子が苦手な人にもちょうど良い距離感だ。また、客に無理にドリンクをねだったりしない点も、安心して遊べる理由のひとつ。
店の場所はタニヤ通りの中心近くでアクセス良好。飲み+連れ出しで約4,700バーツ(約21,600円)程度と、コストパフォーマンスも高い。
| 店舗名 | Paradise Club(パラダイスクラブ) |
|---|---|
| 料金 | 約4,700バーツ(約21,600円)〜 |
| 営業時間 | 17:00~翌0:30 |
| 住所 | 9/9-9/10FL4 soi, Thaniya Rd, Suriya Wong, BANGLAK, Bangkok 10500 |
| ペイバーの有無 | あり |
タイのカラオケ(KTV)での注意点

ケチな客は嫌がられる可能性大
KTVで最も嫌われるのは「ケチな客」である。予算内で遊ぶこと自体は問題ないが、レディスドリンクを一切注文しない、連れ出しの金額をしつこく値切るといった行動は、確実に女の子のやる気を削ぐ。
レディスドリンクはキャストの実質的な報酬であり、それをケチるということは「私はあなたに興味がない」と宣言しているようなもの。場が盛り下がるだけでなく、その後の展開も期待できなくなる。最低限のマナーとして、1杯は奢るのが大人の作法だ。
いきなりお触りするのはNG
「タイだからイケる」と思っていきなりボディタッチをする客がいるが、それは大間違い。
たとえ持ち帰りOKな店であっても、キャストは人間であり、相手への礼儀は欠かせない。
基本は会話とお酒で雰囲気を温めてから。レディスドリンクを1〜2杯振る舞い、適度な距離感で接すれば、自然と距離が縮まってくる。
気分が乗ってきた女の子は、自分から密着してくることもある。焦らず、じっくり空気を読むことが楽しむための鉄則だ。
まずはショートで持ち帰るべき
気に入った子がいたからといって、初回からロングで持ち帰るのは危険。性格や相性、雰囲気の違いは、実際に接してみないと分からない。まずはショート(2時間以内)でお試しし、相性が良ければ次回からロングにするのがスマートな遊び方だ。
「ロング=朝まで一緒」ではない
タイのKTVにおける「ロング」は、我々がイメージする“朝までコース”とは異なる。
基本的には2時間を超えるとロング扱いになり、滞在時間は3〜5時間が一般的だ。
つまり、朝まで一緒にいられるとは限らず、あくまで“長め”という意味である。また、食事や移動で時間が削られると、実質的なプレイ時間が短くなる場合も。
Kenny
ロングを最大限楽しみたいなら、最初からホテル直行で二人きりの時間を確保するのがコツだ。
女の子と盛り上がるならタイKTVは鉄板!
タイ・バンコクのカラオケ(KTV)は、女の子との飲み・カラオケ・連れ出しが一体化した魅惑の遊び場だ。スクンビットで落ち着いて飲むもよし、タニヤでワイワイ盛り上がるもよし。
予算とスタイルに応じて、自分に合った店を選べば、夜は必ず満たされる。マナーと距離感を大切に、最高のひとときを楽しんでほしい。

